FlashLite雑感

1年半、ケータイ用のFlashを作ってみて感じたことをだらだら書くよ。
病み上がりでちょっと前の記憶を書いているので、間違ってたら突っ込んでください。

容量が小さい

1番はこれ。100kてなんじゃい?小さなjpegでも100kいくだろ!とか切れたりしても、何もかわらないので、奥歯をかみしめます。

情報が無い

基本は情報が無い。
でも、これに関してはWEBで公開してくれる人がいるので、改善してきている。本も何冊かはある。しかし、本はあまり参考にならず、メーカー発表のPDFとネットかな。

あとは実験で出来ることを確認しながら進むしかない。キャリアごと、機種ごとの差異もあるが、これを親切にまとめて無料で公開してるところなんて・・・あんまり無いよね。有料なら検索すればあるけど、それが欲しい情報とイコールかは保証できない。
最低でも画面サイズがわからないと仕事が始まらないので、そこから集めましょう。

エミュレータと動きが違う

なんとも、驚くことに、エミュれてないじゃん!という事が起きます。
エミュでは動くけど、実機ではNG。謎の暴走。フォントの大きさが予想しないデカさ。などなど。速度が違うくらいはあまり驚かない感じ。

エミュレータが暴走すると、Flash開発環境が暴走。

これが笑っちゃうというか、笑えない暴走。
そんな事がないようにflaファイルはこまめに保存しましょう。
なにかのトラブルで急に開けなくなったりするしね。

容量が小さいのを理由にできる

あんまり愚痴みたいになってたので、ちょっと良いところを書くよ。
なにか無理難題の仕様がやってきても、容量を理由に断りやすい。
断りすぎると、会社ならクビになるかも。

でも、本当に実現できない仕様は断っておかないと、双方が不幸なのでそのへんの判断は早めに必要。

また、ぎりぎりの容量で作り始めると、バグや仕様変更に対応できないということになりがち。

バージョン管理問題

完成して、WEBにアップロードして確認したら、flaとswfを保存しておく(多分)。
フォルダに入れて圧縮とかする。
で、また修正とかなるとfilename2.flaとかドンドンできてみたり悲惨なことになる。

その瞬間は覚えていても、翌日見たら、結局アップロードされているのはどのflaから作った、どのswfだ?という話になると仕事が進まない。バージョンの命名や管理については慎重にしないといけない。さらに複数のデザイナが絡んでたりするとバージョン管理はものすごいことになる。

一流企業の皆さんは一体なにで管理してるんだろうか???

3キャリア問題

そして、実機でチェックする時の問題。
大きな会社ならテスト用の実機が沢山あるだろうけど、個人ではあまり維持できない。
3キャリア分チェックが必要なら、経費で買うか、ケータイコンテンツテスト専用の会社でテスト機をレンタルすることになる。(専用の業者がちゃんとあります。すごいね。)

先方がどうしてもというリクエストなら、その分そろえるのもいいかも。
ま、単純なものは1台あればチェックできるけど、超複雑なのは結構用心した方がいい。FlashLiteはヤツを信用したら負け、という感じがある。

というわけで、まとまってない雑感ですが書いておきます。
何かの参考になれば幸いです。